抜粋(Excerpt)
抜粋(Excerpt)は、記事の要約文のことです。一覧ページやRSSフィードで記事の内容を簡潔に伝えるために使用します。自動生成と手動設定の2つの方法があり、適切に設定することで、ユーザーが記事の内容を素早く理解し、クリック率を向上させることができます。
抜粋の基本概要
抜粋とは
抜粋(Excerpt)は、記事の内容を短くまとめた要約文です。通常、ブログのトップページやカテゴリーページなどの一覧表示で使用され、読者に記事の概要を伝えます。
📌 抜粋の役割
抜粋は、ユーザーが記事を読むかどうかを判断する重要な要素です。適切な抜粋は、記事への興味を引き、クリック率を向上させます。また、RSSフィードやSNSでのシェア時にも使用されるため、サイト外での見栄えにも影響します。
抜粋は、ユーザーが記事を読むかどうかを判断する重要な要素です。適切な抜粋は、記事への興味を引き、クリック率を向上させます。また、RSSフィードやSNSでのシェア時にも使用されるため、サイト外での見栄えにも影響します。
抜粋が使われる場所
WordPressでは、抜粋は主に以下の場所で使用されます:
- ブログトップページ: 最新記事の一覧表示
- カテゴリー・タグページ: 該当する記事の一覧
- 検索結果ページ: 検索にヒットした記事の概要
- RSSフィード: 記事更新の通知(要約配信の場合)
- 関連記事: 記事下などに表示される関連記事リスト
- SNSシェア: FacebookやTwitterなどでの共有時の説明文
抜粋と本文の違い
抜粋と本文は、明確に異なる役割を持っています:
| 項目 | 抜粋 | 本文 |
|---|---|---|
| 長さ | 50〜150文字程度 | 制限なし |
| 目的 | 記事の概要を伝える | 詳細な情報を提供する |
| 表示場所 | 一覧ページ、RSSなど | 個別記事ページ |
| HTML使用 | 通常はプレーンテキスト | HTML、画像、動画など使用可 |
抜粋の設定方法
自動生成される抜粋
抜粋を手動で設定しない場合、WordPressは自動的に本文の冒頭部分から抜粋を生成します:
- デフォルトの文字数: 最初の55単語(英語の場合)または本文の冒頭部分
- HTMLタグの削除: すべてのHTMLタグが自動的に削除されます
- 末尾の処理: 「[...]」や「続きを読む」などが自動的に追加されます
⚠ 自動生成の問題点
自動生成された抜粋は、必ずしも記事の要点を適切に伝えるとは限りません。本文の冒頭が挨拶文や前置きだった場合、抜粋としては不適切な内容になってしまいます。重要な記事やランディングページでは、手動で抜粋を設定することを強く推奨します。
自動生成された抜粋は、必ずしも記事の要点を適切に伝えるとは限りません。本文の冒頭が挨拶文や前置きだった場合、抜粋としては不適切な内容になってしまいます。重要な記事やランディングページでは、手動で抜粋を設定することを強く推奨します。
手動で抜粋を設定する方法
記事編集画面から、手動で抜粋を設定できます:
- 記事編集画面を開く: 新規投稿または既存の投稿を編集
- 抜粋パネルを表示: 右サイドバーの「投稿」タブで「抜粋」セクションを探す
- 抜粋を入力: 記事の要点を簡潔にまとめた文章を入力(50〜150文字推奨)
- 保存: 「公開」または「更新」をクリック
📌 抜粋パネルが表示されない場合
ブロックエディタで抜粋パネルが見つからない場合は、画面右上の「⋮」(オプション)をクリックし、「設定」→「パネル」で「抜粋」にチェックを入れてください。クラシックエディタの場合は、「表示オプション」から「抜粋」にチェックを入れます。
ブロックエディタで抜粋パネルが見つからない場合は、画面右上の「⋮」(オプション)をクリックし、「設定」→「パネル」で「抜粋」にチェックを入れてください。クラシックエディタの場合は、「表示オプション」から「抜粋」にチェックを入れます。
効果的な抜粋の書き方
クリック率を高める抜粋を書くためのポイント:
✓ 効果的な抜粋の要素
- 簡潔さ: 50〜150文字程度に収める
- 具体性: 記事で扱う具体的な内容やメリットを明示
- 興味喚起: 読者の好奇心を刺激する表現を使う
- キーワード: 重要なキーワードを自然に含める
- 完結性: 途中で切れた文章にならないようにする
【悪い抜粋の例】
「今回は、WordPressのプラグインについてご紹介します。プラグインとは...」
→ 一般的すぎて、何について書かれているか不明確
【良い抜粋の例】
「初心者でも簡単に使えるWordPressセキュリティプラグイン5選を紹介。インストール方法から設定まで画像付きで解説します。」
→ 具体的で、読者が得られるメリットが明確
抜粋のカスタマイズ
抜粋の長さを変更する
デフォルトの抜粋の長さは、functions.phpで変更できます:
// functions.php - 抜粋の長さを変更
// 抜粋の文字数を110文字に変更(日本語の場合)
function custom_excerpt_length($length) {
return 110;
}
add_filter('excerpt_length', 'custom_excerpt_length');
// 末尾のテキストを変更
function custom_excerpt_more($more) {
return '...';
}
add_filter('excerpt_more', 'custom_excerpt_more');
// 完全にカスタマイズした抜粋表示
function custom_excerpt($limit = 100) {
$excerpt = get_the_excerpt();
$excerpt = mb_substr($excerpt, 0, $limit);
return $excerpt . '...';
}
HTMLタグを許可する
通常、抜粋ではHTMLタグが削除されますが、特定のタグを許可することもできます:
// 抜粋で特定のHTMLタグを許可
function allow_tags_in_excerpt($text) {
$allowed_tags = '<strong><em><a>';
return strip_tags($text, $allowed_tags);
}
add_filter('the_excerpt', 'allow_tags_in_excerpt');
抜粋の表示をカスタマイズ
テンプレートファイルで、抜粋の表示方法を制御できます:
// テンプレートファイル(archive.php、index.phpなど)
<?php if (have_posts()) : while (have_posts()) : the_post(); ?>
<article>
<h2><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a></h2>
<!-- 標準的な抜粋表示 -->
<div class="excerpt">
<?php the_excerpt(); ?>
</div>
<!-- または、手動で抜粋を取得して表示 -->
<div class="custom-excerpt">
<?php
if (has_excerpt()) {
// 手動で設定された抜粋がある場合
echo get_the_excerpt();
} else {
// 抜粋がない場合は本文から自動生成
echo wp_trim_words(get_the_content(), 30, '...');
}
?>
</div>
<a href="<?php the_permalink(); ?>" class="read-more">続きを読む</a>
</article>
<?php endwhile; endif; ?>
条件分岐で抜粋表示を制御
ページの種類によって、抜粋の表示を変えることができます:
// 条件によって抜粋または本文を表示
<?php
if (is_home() || is_archive()) {
// ホームやアーカイブページでは抜粋を表示
the_excerpt();
} else {
// 個別記事ページでは本文を表示
the_content();
}
?>
// または、is_singular()を使用
<?php
if (is_singular()) {
the_content();
} else {
the_excerpt();
}
?>
抜粋とSEO
メタディスクリプションとの関係
抜粋とメタディスクリプションは異なるものですが、関連性があります:
| 項目 | 抜粋 | メタディスクリプション |
|---|---|---|
| 用途 | サイト内の一覧ページで表示 | 検索エンジンの検索結果で表示 |
| 設定場所 | 記事編集画面の「抜粋」 | SEOプラグインまたはmetaタグ |
| 推奨文字数 | 50〜150文字 | 120〜160文字 |
| SEOへの影響 | 間接的(ユーザー体験向上) | 直接的(クリック率に影響) |
📌 SEOプラグインとの連携
Yoast SEOやAll in One SEO Packなどのプラグインを使用している場合、抜粋をメタディスクリプションとして自動的に使用するオプションがあります。ただし、SEO効果を最大化するには、抜粋とメタディスクリプションを別々に最適化することをお勧めします。
Yoast SEOやAll in One SEO Packなどのプラグインを使用している場合、抜粋をメタディスクリプションとして自動的に使用するオプションがあります。ただし、SEO効果を最大化するには、抜粋とメタディスクリプションを別々に最適化することをお勧めします。
RSSフィードでの抜粋
RSSフィードで抜粋を表示する設定:
- 設定 > 表示設定にアクセス
- 「フィードの各投稿に含める内容」セクションを確認
- 「要約」を選択すると抜粋が使用される
- 「全文」を選択すると本文全体が配信される
⚠ コンテンツ盗用対策
RSSフィードで全文配信すると、コンテンツが丸ごとコピーされるリスクがあります。要約配信(抜粋のみ)にすることで、このリスクを軽減でき、さらにサイトへのアクセスを促すことができます。
RSSフィードで全文配信すると、コンテンツが丸ごとコピーされるリスクがあります。要約配信(抜粋のみ)にすることで、このリスクを軽減でき、さらにサイトへのアクセスを促すことができます。
よくある質問(FAQ)
Q. 抜粋を設定しないとどうなりますか?
抜粋を手動で設定しない場合、WordPressは自動的に本文の冒頭部分から抜粋を生成します。具体的には、本文の最初の55単語(英語の場合)または本文の冒頭部分が使用され、すべてのHTMLタグが削除されます。ただし、自動生成された抜粋は、必ずしも記事の要点を適切に伝えるとは限りません。本文の冒頭が導入部分や挨拶文の場合、抜粋として不適切な内容になることがあります。
Q. 抜粋とメタディスクリプションは同じですか?
いいえ、異なるものです。抜粋は主にサイト内の一覧ページやRSSフィードで使用される要約文ですが、メタディスクリプションは検索エンジンの検索結果ページで表示される説明文です。ただし、SEOプラグインによっては、抜粋をメタディスクリプションとして自動的に使用する設定もあります。最適なSEO効果を得るには、両方を個別に設定することをお勧めします。抜粋は50〜150文字、メタディスクリプションは120〜160文字が推奨されます。
Q. 抜粋にHTMLタグは使えますか?
デフォルトでは、抜粋からすべてのHTMLタグが自動的に削除されます。これは、一覧ページでの表示を統一し、レイアウト崩れを防ぐためです。ただし、functions.phpでフィルターフックを使用すれば、特定のHTMLタグ(<strong>、<em>、<a>など)を許可することもできます。一般的には、抜粋はプレーンテキストとして扱い、装飾はCSSで行うことが推奨されます。
Q. 抜粋の適切な長さはどのくらいですか?
一般的には、50〜150文字(日本語の場合)が推奨されます。これは、一覧ページでのレイアウトを考慮した長さです。短すぎると記事の内容が十分に伝わらず、長すぎると一覧ページが読みにくくなります。ただし、使用しているテーマのデザインや表示場所によって最適な長さは異なるため、実際の表示を確認しながら調整することが重要です。スマートフォンでの表示も考慮しましょう。
Q. 抜粋を設定すると記事の表示が変わりますか?
いいえ、抜粋を設定しても個別の記事ページの表示には影響しません。抜粋は、一覧ページ(トップページ、カテゴリーページ、検索結果など)やRSSフィード、関連記事の表示などで使用されます。個別の記事ページでは、通常通り本文全体が表示されます。抜粋は、あくまで記事への「入り口」として機能し、読者に記事の概要を伝える役割を果たします。
Q. 固定ページにも抜粋を設定できますか?
はい、できます。ただし、デフォルトでは固定ページの編集画面に抜粋フィールドが表示されていない場合があります。その場合は、functions.phpに「add_post_type_support('page', 'excerpt');」というコードを追加することで、固定ページでも抜粋を使用できるようになります。固定ページの抜粋は、固定ページを一覧表示する場合や、特定のテンプレートで固定ページの概要を表示したい場合に便利です。
まとめ
抜粋は、記事の要約文として重要な役割を果たします。この記事で学んだポイントを再確認しましょう:
- 抜粋は記事の要約文で、一覧ページやRSSフィードで使用される
- 自動生成と手動設定の2つの方法がある
- 効果的な抜粋は、簡潔で具体的、かつ興味を引く内容
- 推奨される長さは50〜150文字程度
- メタディスクリプションとは異なるが、関連性がある
- functions.phpで長さや表示方法をカスタマイズできる
- RSSフィードでの要約配信はコンテンツ盗用対策にもなる
抜粋を適切に設定することで、ユーザー体験が向上し、記事への誘導率を高めることができます。