📌 このページで分かること

📋 このページの目次

  1. まず状況を判断する
  2. 白画面・サイト表示不能からの復旧
  3. ハッキング・改ざんからの復旧
  4. 誤削除からの復旧
  5. UpdraftPlusで復元する手順
  6. FTP+phpMyAdminで手動復元する手順
  7. 復元後に必ず行うこと
  8. よくある質問

まず状況を判断する

復旧方法はトラブルの状況によって異なります。まず何が起きているかを正確に把握してください。

症状考えられる原因推奨の対応
画面が真っ白プラグイン競合・PHPエラー・コード記述ミス白画面復旧フロー
サイトが改ざんされているハッキング・不正アクセスハッキング復旧フロー
記事・ページが消えた誤操作・プラグインによる削除誤削除復旧フロー
サイト全体が消えた・503エラーサーバー障害・移行ミスサーバーバックアップから復元
🚨 復旧前に必ずバックアップを取得:復旧作業を始める前に、現在の状態のバックアップを取ってください。復旧作業自体が失敗した場合に、元の状態(壊れていても)に戻せるよう保険を確保します。

白画面・サイト表示不能からの復旧

🔧 白画面からの復旧フロー

管理画面にアクセスできるか確認(/wp-admin/)→ できる場合はSTEP Aへ・できない場合はSTEP Bへ
Aプラグインを一括無効化(「プラグイン」→すべて選択→「無効化」)→ 表示が戻ればプラグイン競合が原因
BFTPでプラグインフォルダ名を変更(plugins → plugins_disabled)→ サイトが表示されたらプラグイン原因
原因が特定できない場合はバックアップから復元 → UpdraftPlusで復元 または 手動復元

FTPでプラグインを無効化する手順(管理画面にアクセスできない場合)

1FTPで接続し、wp-content/plugins/ に移動

2pluginsフォルダを右クリック→「名前の変更」で plugins_disabled に変更

3サイトとwp-admin/が表示されるか確認

4表示されたら、フォルダ名を plugins に戻す

5管理画面からプラグインを1つずつ有効化し、白画面になったプラグインが原因

ハッキング・改ざんからの復旧

🚨 ハッキング発覚時にまずすること:サイトをメンテナンスモードにする・パスワードを変更する・サーバー会社に連絡する——この3つを最優先で行ってください。

🔐 ハッキング・改ざんからの復旧フロー

サイトをオフライン(メンテナンスモード)にする → 被害の拡大とユーザーへの影響を防ぐ
クリーンなバックアップを特定する → ハッキング前の日付のバックアップを確認
バックアップから復元するUpdraftPlusで復元または手動復元
すべてのパスワードを変更する → WordPress管理者・FTP・データベース・サーバーパネル
WordPressとすべてのプラグイン・テーマを最新版に更新する → 脆弱性を塞ぐ
不正な管理者ユーザーを削除する → 「ユーザー」一覧で不審なアカウントを確認
Wordfenceなどセキュリティプラグインを導入する → 再発防止
Google Search Consoleでセキュリティ問題を確認・報告する → SEOへの影響を最小化
⚠️ 復元だけでは再発する:ハッキングの入口(脆弱なプラグイン・古いWordPress・弱いパスワード)が残ったまま復元しても、すぐに再ハッキングされます。復元後の脆弱性対処を必ず行ってください。

誤削除からの復旧

🗑️ 誤削除からの復旧フロー

WordPressのゴミ箱を確認する(「投稿」→「ゴミ箱」)→ ゴミ箱にあれば「復元」で元に戻る
ゴミ箱も空の場合 → データベースのバックアップから特定レコードを復元
バックアップからSQLファイルをダウンロード → phpMyAdminで対象テーブルを確認
記事データは wp_posts テーブル、設定は wp_options テーブルに保存されている
/* phpMyAdminで削除した記事を確認するSQL例 */
SELECT ID, post_title, post_status, post_date
FROM wp_posts
WHERE post_status = 'trash' OR post_status = 'auto-draft'
ORDER BY post_date DESC;

/* 注意:wp_postsはサイトによってプレフィックスが異なる場合あり
   wp-config.phpの $table_prefix = 'wp_'; で確認 */
💡 誤削除対策として「ARSP」プラグインも有効:「Undo: Retrieve Deleted Posts」などの復元プラグインを事前に導入しておくと、ゴミ箱を空にした後でも一定期間は復元できます。

UpdraftPlusで復元する手順

管理画面にアクセスできる場合の最も簡単な復元方法です。

1「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」を開く

2「バックアップ/復元」タブで復元したいバックアップを確認

3対象バックアップの「復元」ボタンをクリック

4復元するコンポーネントを選択(データベース・プラグイン・テーマ・アップロード等)

5「次へ」→「復元」をクリックして処理を待つ

6復元完了メッセージを確認し、サイトとwp-admin/の表示を確認する

⚠️ 復元時の注意点:
  • データベースの復元は現在の内容を上書きします。復元前に現状のDBをphpMyAdminでエクスポートして保存してください
  • バックアップ後に追加した記事・設定は復元後に失われます
  • 復元完了後は必ずキャッシュをクリアしてください
  • クラウドにバックアップがある場合は「既存のバックアップをリモートストレージからリフレッシュ」ボタンで最新のバックアップ一覧を取得してください

FTP+phpMyAdminで手動復元する手順

管理画面にアクセスできない場合・UpdraftPlusでの復元が失敗した場合の手順です。

STEP 1:FTPでファイルを復元する

1バックアップしておいたwp-contentフォルダをFTPでサーバーにアップロード(上書き)

2wp-config.phpと.htaccessも同様に上書きアップロード

3アップロード完了後、サイトの表示を確認(この時点ではDBが古いため表示が崩れる場合がある)

STEP 2:phpMyAdminでデータベースを復元する

1phpMyAdminにログインし、WordPressのデータベースを選択

2「操作」タブ→「データベースを削除する」でDBを削除(注意:この操作は元に戻せません)

3同じ名前で新しいデータベースを作成し、左サイドバーで選択

4「インポート」タブ→「ファイルを選択」でバックアップのSQLファイルを選択→「実行」

5インポート完了後、サイトとwp-admin/の表示を確認

🚨 DBの削除は最も危険な操作:phpMyAdminでのDB削除は取り消しできません。削除前に必ず現在のDBをエクスポートして保存してください。また、DBを削除する前に復元するSQLファイルが正常に存在・開けることを確認してください。

復元後に必ず行うこと

よくある質問

Q1. UpdraftPlusで復元するとサイトはどうなりますか?

A. 現在のファイルとデータベースがバックアップ時点の状態に上書きされます。復元後、バックアップ以降に追加した記事や設定は失われます。復元前に現在の状態を確認し、できれば現状もバックアップしておいてください。

Q2. バックアップからの復元に失敗したらどうすればいいですか?

A. UpdraftPlusでの復元が失敗した場合は、FTP+phpMyAdminによる手動復元を試みてください。それも失敗した場合はサーバーのバックアップ機能を利用するか、レンタルサーバーのサポートに相談してください。

Q3. ハッキングされた場合はバックアップから復元するだけでいいですか?

A. 復元だけでは不十分です。復元後に WordPress・プラグイン・テーマの更新・すべてのパスワード変更・不正管理者ユーザーの削除・セキュリティプラグインの導入が必要です。脆弱性が残ったまま復元すると再ハッキングされます。

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