🔄 バックアップからの復旧手順
トラブルが起きたとき、まず冷静に状況を判断することが重要です。このページでは「白画面」「ハッキング・改ざん」「誤削除」「サーバー障害」など状況別の最適な復旧フローと、UpdraftPlusによる復元・FTP+phpMyAdminによる手動復元の具体的手順を解説します。
- 状況別(白画面・ハッキング・誤削除・サーバー障害)の最初にすべきこと
- UpdraftPlusで復元する具体的な手順(管理画面から操作)
- 管理画面にアクセスできない場合のFTP+phpMyAdminによる手動復元
- サーバーのバックアップ機能を使った復元方法
- 復元後に必ず行うべきこと(再発防止・確認項目)
📋 このページの目次
まず状況を判断する
復旧方法はトラブルの状況によって異なります。まず何が起きているかを正確に把握してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 推奨の対応 |
|---|---|---|
| 画面が真っ白 | プラグイン競合・PHPエラー・コード記述ミス | 白画面復旧フロー |
| サイトが改ざんされている | ハッキング・不正アクセス | ハッキング復旧フロー |
| 記事・ページが消えた | 誤操作・プラグインによる削除 | 誤削除復旧フロー |
| サイト全体が消えた・503エラー | サーバー障害・移行ミス | サーバーバックアップから復元 |
白画面・サイト表示不能からの復旧
🔧 白画面からの復旧フロー
FTPでプラグインを無効化する手順(管理画面にアクセスできない場合)
1FTPで接続し、wp-content/plugins/ に移動
2pluginsフォルダを右クリック→「名前の変更」で plugins_disabled に変更
3サイトとwp-admin/が表示されるか確認
4表示されたら、フォルダ名を plugins に戻す
5管理画面からプラグインを1つずつ有効化し、白画面になったプラグインが原因
ハッキング・改ざんからの復旧
🔐 ハッキング・改ざんからの復旧フロー
誤削除からの復旧
🗑️ 誤削除からの復旧フロー
wp_posts テーブル、設定は wp_options テーブルに保存されている/* phpMyAdminで削除した記事を確認するSQL例 */
SELECT ID, post_title, post_status, post_date
FROM wp_posts
WHERE post_status = 'trash' OR post_status = 'auto-draft'
ORDER BY post_date DESC;
/* 注意:wp_postsはサイトによってプレフィックスが異なる場合あり
wp-config.phpの $table_prefix = 'wp_'; で確認 */
UpdraftPlusで復元する手順
管理画面にアクセスできる場合の最も簡単な復元方法です。
1「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」を開く
2「バックアップ/復元」タブで復元したいバックアップを確認
3対象バックアップの「復元」ボタンをクリック
4復元するコンポーネントを選択(データベース・プラグイン・テーマ・アップロード等)
5「次へ」→「復元」をクリックして処理を待つ
6復元完了メッセージを確認し、サイトとwp-admin/の表示を確認する
- データベースの復元は現在の内容を上書きします。復元前に現状のDBをphpMyAdminでエクスポートして保存してください
- バックアップ後に追加した記事・設定は復元後に失われます
- 復元完了後は必ずキャッシュをクリアしてください
- クラウドにバックアップがある場合は「既存のバックアップをリモートストレージからリフレッシュ」ボタンで最新のバックアップ一覧を取得してください
FTP+phpMyAdminで手動復元する手順
管理画面にアクセスできない場合・UpdraftPlusでの復元が失敗した場合の手順です。
STEP 1:FTPでファイルを復元する
1バックアップしておいたwp-contentフォルダをFTPでサーバーにアップロード(上書き)
2wp-config.phpと.htaccessも同様に上書きアップロード
3アップロード完了後、サイトの表示を確認(この時点ではDBが古いため表示が崩れる場合がある)
STEP 2:phpMyAdminでデータベースを復元する
1phpMyAdminにログインし、WordPressのデータベースを選択
2「操作」タブ→「データベースを削除する」でDBを削除(注意:この操作は元に戻せません)
3同じ名前で新しいデータベースを作成し、左サイドバーで選択
4「インポート」タブ→「ファイルを選択」でバックアップのSQLファイルを選択→「実行」
5インポート完了後、サイトとwp-admin/の表示を確認
復元後に必ず行うこと
- ✅キャッシュをクリアする:キャッシュプラグイン・ブラウザキャッシュ・CDNキャッシュをすべてクリア
- ✅パーマリンク設定を保存し直す:「設定」→「パーマリンク」→「変更を保存」(.htaccessが再生成される)
- ✅全ページの表示確認:トップ・記事・固定ページ・カテゴリーページで表示の崩れがないか確認
- ✅お問い合わせフォームの動作確認:テスト送信してメールが届くか確認
- ✅WordPress・プラグイン・テーマの更新:原因となった脆弱性を塞ぐため最新版に更新
- ✅新しいバックアップを取得:復元後のクリーンな状態をすぐにバックアップ
よくある質問
Q1. UpdraftPlusで復元するとサイトはどうなりますか?
A. 現在のファイルとデータベースがバックアップ時点の状態に上書きされます。復元後、バックアップ以降に追加した記事や設定は失われます。復元前に現在の状態を確認し、できれば現状もバックアップしておいてください。
Q2. バックアップからの復元に失敗したらどうすればいいですか?
A. UpdraftPlusでの復元が失敗した場合は、FTP+phpMyAdminによる手動復元を試みてください。それも失敗した場合はサーバーのバックアップ機能を利用するか、レンタルサーバーのサポートに相談してください。
Q3. ハッキングされた場合はバックアップから復元するだけでいいですか?
A. 復元だけでは不十分です。復元後に WordPress・プラグイン・テーマの更新・すべてのパスワード変更・不正管理者ユーザーの削除・セキュリティプラグインの導入が必要です。脆弱性が残ったまま復元すると再ハッキングされます。