📋 目次

  1. カスタマイズの基本的な考え方
  2. カスタマイザーの使い方
  3. 追加CSSで細かく調整する
  4. ロゴ・サイトアイコンの設定
  5. フォントのカスタマイズ
  6. ナビゲーションメニューのカスタマイズ
  7. よくある質問

カスタマイズの基本的な考え方

テーマのカスタマイズには、安全性とメンテナンス性を考えた優先順位があります。

  1. カスタマイザー(最優先):テーマ更新に影響されない安全な方法。色・フォント・レイアウトの多くはここで変更できる
  2. 追加CSS(カスタマイザー内):CSSの知識があれば細かいデザイン調整が可能
  3. 子テーマのstyle.css:より複雑なCSSの管理に向いている
  4. 子テーマのfunctions.php:機能の追加・変更(PHPの知識が必要)
⚠️ 親テーマのファイルを直接編集しない:テーマ更新で変更が上書きされます。必ず子テーマを使うか、カスタマイザーで変更してください。

カスタマイザーの使い方

「外観」→「カスタマイズ」から開けるカスタマイザーは、リアルタイムでプレビューを見ながら設定を変更できる便利なツールです。

カスタマイザーを開く

管理画面から「外観」→「カスタマイズ」を選択するか、サイト表示中に管理バーの「カスタマイズ」をクリックします。左側に設定パネル、右側にリアルタイムプレビューが表示されます。

主な設定項目を確認する

テーマによって項目は異なりますが、多くのテーマで以下の設定が可能です:

  • サイトの基本情報:サイトタイトル・キャッチフレーズ・サイトアイコン(ファビコン)
  • 色・デザイン:メインカラー・背景色・リンクカラーなど
  • フォント:フォントの種類・サイズ・行間
  • ヘッダー:ロゴ画像・ヘッダー画像・メニューの配置
  • フッター:フッターの内容・コピーライト
  • ホームページ設定:フロントページの表示(最新の投稿/固定ページ)

変更を保存する

設定が完了したら「公開」ボタンをクリックして変更を保存します。「公開」を押すまでサイトには反映されません。「下書き保存」で一時保存も可能です。

追加CSSで細かく調整する

カスタマイザーの設定では変えられない細かいデザインは、「追加CSS」機能でCSSを直接記述して変更できます。

追加CSSの開き方

「外観」→「カスタマイズ」→「追加CSS」を選択します。テキストエリアにCSSを入力すると、右側のプレビューにリアルタイムで反映されます。

よく使うCSSの例

/* フォントサイズを変更 */
body {
    font-size: 17px;
    line-height: 1.9;
}

/* ヘッダーの背景色を変更 */
.site-header {
    background-color: #1a1a2e;
}

/* リンクの色を変更 */
a {
    color: #e94560;
}
a:hover {
    color: #0f3460;
}

/* 特定のページだけスタイルを変更(body classを使用) */
.page-id-123 .entry-content {
    max-width: 900px;
}

/* スマホのみ適用するスタイル */
@media (max-width: 768px) {
    .site-title {
        font-size: 1.2rem;
    }
}
💡 CSSセレクターの調べ方:変更したい要素を右クリック→「検証(要素を調査)」を選ぶと、ブラウザの開発者ツールでその要素のCSSクラス名やIDを確認できます。

ロゴ・サイトアイコンの設定

ロゴ画像の設定

「外観」→「カスタマイズ」→「サイトの基本情報」→「ロゴ」から設定します。

サイトアイコン(ファビコン)の設定

「外観」→「カスタマイズ」→「サイトの基本情報」→「サイトアイコン」から設定します。

フォントのカスタマイズ

日本語サイトで読みやすいフォントを設定することは、ユーザー体験の向上に重要です。

Google Fontsを使う方法

子テーマのfunctions.phpにGoogle Fontsの読み込みコードを追加します。日本語対応フォントとしては「Noto Sans JP」「Noto Serif JP」が多くのサイトで使われています。

/* 子テーマのstyle.css または 追加CSS */
@import url('https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Sans+JP:wght@400;700&display=swap');

body {
    font-family: 'Noto Sans JP', 'Hiragino Kaku Gothic ProN', sans-serif;
}
⚠️ Google Fontsと表示速度:Google Fontsの読み込みはページ速度に影響します。特に日本語フォントはファイルサイズが大きいため、サブセット化(使用する文字を限定する)するか、システムフォントの使用も検討してください。

システムフォントでの高速化

body {
    font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, 'Hiragino Kaku Gothic ProN',
                 'ヒラギノ角ゴ ProN W3', Meiryo, 'メイリオ', sans-serif;
}

ナビゲーションメニューのカスタマイズ

メニューの見た目をCSSでカスタマイズする代表的な例を紹介します。

/* ナビゲーションの背景色を変更 */
.main-navigation {
    background-color: #2c3e50;
}

/* ナビゲーションのリンク色を変更 */
.main-navigation a {
    color: white;
}

/* ホバー時の色を変更 */
.main-navigation a:hover {
    color: #e74c3c;
    background-color: rgba(255,255,255,0.1);
}

/* 現在のページのメニューを強調 */
.main-navigation .current-menu-item > a {
    border-bottom: 3px solid #e74c3c;
    font-weight: bold;
}

カスタマイズとパフォーマンスのバランス

カスタマイズを重ねると、CSSやJSファイルが増えてサイトの表示速度に影響することがあります。カスタマイズとパフォーマンスのバランスを意識しましょう。

CSSの読み込みを最適化する

/* ❌ 避けるべき書き方:@importは読み込みが遅い */
@import url('external-style.css');

/* ✅ 推奨:wp_enqueue_styleを使う(functions.php)*/
function child_enqueue_styles() {
    wp_enqueue_style('parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css');
    wp_enqueue_style('child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style'));
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'child_enqueue_styles');

不要なCSSを読み込まないようにする

特定のページでのみ必要なCSSは、条件分岐を使って必要なページだけで読み込むことで速度を改善できます。

/* 特定のページのみCSSを読み込む(functions.php)*/
function child_conditional_styles() {
    if (is_front_page()) {
        // トップページのみ読み込む
        wp_enqueue_style('front-page-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/front-page.css');
    }
    if (is_singular('post')) {
        // 記事ページのみ読み込む
        wp_enqueue_style('post-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/post.css');
    }
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'child_conditional_styles');

Core Web Vitalsへの影響を確認する

カスタマイズ後は以下のツールで影響を確認してください:

よくある質問

Q1. カスタマイザーで設定した内容はテーマを変更したら消えますか?

A. はい、カスタマイザーの設定はテーマごとに保存されるため、テーマを変更すると設定はリセットされます。テーマ変更前に設定のスクリーンショットを撮り、「追加CSS」の内容はテキストファイルに保存しておいてください。

Q2. CSSの記述が効かない場合はどうすればいいですか?

A. より具体的なセレクター(クラス名を複数組み合わせる)を使うか、!important を最後に追加してください。例:color: red !important;。また、ブラウザの開発者ツールで実際に適用されているCSSを確認することをおすすめします。

Q3. スマホとPCで別々のデザインにできますか?

A. はい、CSSのメディアクエリを使えば可能です。@media (max-width: 768px) {{ ... }} でスマホ向け、@media (min-width: 769px) {{ ... }} でPC向けのスタイルを別々に設定できます。

Q4. カスタマイズしすぎてデザインが崩れました

A. カスタマイザーの「追加CSS」の場合は内容をすべて削除すれば元に戻ります。子テーマのstyle.cssを編集した場合はFTPまたはテーマエディターから修正してください。追加したCSSを少しずつ削除して問題のある箇所を特定しましょう。

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